
トロント・コミック・アート・フェスティバル(通称TACF)が5月5日(土)と6日(日)に開催された。
今年は日本の女性漫画家こなみかなたさんがゲストで招かれ、カナダのファンを喜ばせた。
5日(土)には国際交流基金トロント日本文化センターでこなみさんを招いてのトークイベントが開催された。
同イベントは、ニューヨークタイムズ紙のベストセラーリスト入りを果たした英語版「チーズスイートホーム」の編集を担当したVertical社のエド氏(写真左)との質疑応答形式で進められた。エド氏は、今回のイベントにこなみさんを招待する交渉を昨年の東日本大震災直後に開始したことを明かし、感極まるシーンもあった。
こなみさんは、「震災当時は、ちょうど”チーズスイートホーム”の8巻が完成したところで、編集者が電車で我が家に原稿を取りに向かっているところでした」と語り、その後、電車が止まっていることを知り、電車が立ち往生している場所まで車で向かい、編集担当者を見つけ出して家まで連れて帰ったエピソードを披露した。
元気いっぱいのチーと穏やかなこなみさんの語りで会場は暖かい雰囲気に包まれた。
トークイベントの後にはサイン会が行われ、集まったファンの長蛇の列ができたが、こなみさんはファン一人ひとりと通訳を通して会話し、交流を深めていた。
会場ではコミックスのほか、この日のためにこなみさんが描いた限定100枚のチーのオリジナル画が販売され、オリジナル画は全額、コミックスは売り上げの3分の1が東日本大震災の復興支援として寄付された。


